1人1人が2人に変わり歩いていた道交わり始めたどちらがどちらとも言う事なくバランスをとって進み始めた「醤油がほしい」「くしゃみが出そう」何気ない言葉がなんだか温い惚れた腫れたのはとうに過ぎたが"離れたくないや"がきっと近かった僕の中の誰かがたまに不安を吐き出して逃げるのでもね卵焼き突っ込んで黙らせるから明日も明後日も甘いだの苦いだのって言わせてくれる?君が居て僕が居てさらにまだ増えていくんだな一人二人浮かぶ想像している未来の中君が居て僕が居てさらに求めていくんだな僕じゃないものの幸せももう犬だって猫だって植物だってもういいよ愛していく君が泣き出し家を飛び出した明るさ暗さは変わっていないのにいつもの食卓に"もや"がかかったコップも茶碗もすぐに泣き出した幸せとは? 考えた時分母が増えていた事に気付く1/1から2/2 つまり今の僕は1/2どうしようもないもんで僕はスペース見つけてそこに何かが「ああ、あったな」って気付くような大バカ者なんでございますが気付いたらすぐ駆け出して抱きしめるからお願い頼むよ君が居て僕が居てそこでやっと見つかるんだよこれで1つになる想像している未来の中君が居て僕が居てそこでやっと見つかるんだな父さん母さんが持っていたもの君が居て僕が居て増えていく大事なもの愛していく手探りやっと掴んだ手のひらのシワもいつか増え骨ばってきて歩む早さが遅くなっていつか立ち止まってやがて眠る時までよろしくね君が居て僕が居てさらにまだ増えていくんだな一人二人浮かぶ想像している未来の中君が居て僕が居てさらに求めていくんだな僕じゃないものの幸せももう犬だって猫だって植物だってもういいよ愛していく君と愛していく